アップライトピアノ搬出のために必要な幅・高さについて

アップライトピアノの買取処分を考える時、同時に考えなければならないのが搬出経路です。 基本的には、搬入時と同様の方法で搬出することになるわけですが、隣に新しく家が建ったり、リフォームをして家の造りが変わってしまったりした場合、搬入時と違う方法で搬出しなければなりません。そうなると搬出そのものに料金が発生してしまいます。

この搬出料金が、ピアノ本体の買取価格を上回ってしまう場合には、結果的にお金を支払ってのピアノ買取処分となってしまいますから注意が必要です。

まず一般的なアップライトピアノの大きさを考えてみると、

88鍵のピアノであれば横幅はほとんど同じで150cm~155cm前後。 奥行きについても60cm~68cmm。 ピアノによって違いが一番あるのが高さで112cm~132cm前後と20cmもの違いがあります。

アップライトピアノ搬出のための通路として最低限必要な横幅は、もっとも小さい奥行き分プラスアルファを確保するとしておよそ70cm~80cmの横幅を確保できることが条件となります。 これは屋内でも屋外でも共通です。

搬出のための通路であれば、高さはそれほど気にしなくても大丈夫ですが、窓からの搬出の場合には窓の横幅(間口)に加えて、窓の高さがポイントになります。 ピアノの奥行きの次に小さいのが高さですから、搬出が可能な窓の最低サイズは65cm~120cm前後となります。

ピアノ搬出ではクレーンや滑車、ロープなどを駆使

1階にある窓からの搬出の場合なら窓のサイズはもちろん、家から出して車に載せるまでの搬出経路も考えておかなければなりません。また窓のサイズのほかにも屋外から見たときの、窓そのものの高さ(窓の一番低いところ)が高い場合には、建物を傷つけないという意味でも、人力での搬出を避けることが多いです。

こういった要素を総合して考えて、必要であればクレーンや滑車、ロープなどを駆使しての搬出となるわけですが、この場合には搬出についての料金が必要になってくるわけです。

ピアノはその重さから階段からの搬出はNG

一般的な住宅では、階段に搬出経路として必要な幅や高さが確保できることが多いですが、 190kg~270kgもの重さのあるアップライトピアノは、階段からの搬出は危険なので搬出経路としてはNGです。2階以上に設置されているピアノの搬出では、必然的にクレーンや滑車、ロープなどを用いての搬出となってきます。

ピアノ買取処分で搬出経路が不安な場合は実際に計測してみる

アップライトピアノ買取では、ピアノのメーカー名、型番、製造番号から、ピアノのサイズを特定することができますが、搬出経路についてはそれぞれの家の環境によって違いがあるため、実際に現地に来て見たら搬出料金がかかってしまうというケースも稀にあります。

搬出が厳しそうな条件の方なら、あらかじめピアノのサイズと搬出経路について、ご自身で計測してピアノ買取業者に伝えておくことで、搬出に必要となる料金を事前に知ることができます。

そのままで搬出不可な場合ピアノを分解してから搬出する

さて、搬出に最低限必要な窓のサイズ、さらに周辺環境からクレーンを用いての搬出が困難な場合には、最終的な手段としてピアノを分解してから搬出することになります。

ピアノの分解は一見素人にもできそうですが、100kg前後もの重量があるピアノフレームは取り扱いが難しい上、230本も張られている弦はいわゆるピアノ線、分解中に切れたりすると非常に危険ですから、専門知識を持った業者に分解してもらうことを強くおすすめします。この場合にも別途料金が必要になってきます。

まとめ

このように搬出経路によっては、搬出料金、分解料金などが必要となってくるケースがあります。 せっかく買取価格がついたアップライトピアノも、搬出経路によってはお金を払って処分するということにもなりかねませんから、買取価格とあわせて考えておく必要があるといえます。